生まれて間もない子犬はよく下痢をすることがあります。その原因の多くは食事の与えすぎです。犬の消化器官は人間に比べると発達しています。とは言え、子犬のうちはまだ胃も腸も小さく、消化力も弱いからです。
食事の与えすぎはトラブルの元です。適正な食事の回数や量を知っておきましょう。生後3か月くらいまでは1回の量を少なめにし、そのかわり回数を多くしてやるのがポイントです。
食事回数の目安
〇生後3か月くらいまで 3回~5回
〇5か月~6か月くらい 2回~3回
〇8か月~12か月 2回
〇1歳を過ぎた成犬 1回~2回
〇老犬 3回~5回
※老犬は徐々に胃腸が衰えてきますので、子犬と同じような与え方にします。
量は適正か?
食後の様子を見る
〇綺麗に間食し、特に未練もなさそうなら量は適正です。
〇食べ残すようなら多過ぎかもしれません。次回から少し減らしてみましょう。
〇食事後、いつまでもしつこく食器を舐めまわすようなら足りない可能性があります。次回は少し量を増やしてみて様子を見ましょう。
便の状態を見る
〇便の硬さが適正であれば食事の量もてきせいです。
〇柔らかく、下痢気味のようなら食事の量が多いのかもしれません。量を減らして様子を見ます。
〇硬めのコロコロした便をするようなら食事の量が足りない可能性があります。少し増やしていましょう。
おやつ
犬には基本的におやつを与える必要はありません。むしろ、1日の栄養バランスをくずし、肥満から思わぬ病気になることもあります。おやつを与える場合は、しつけや訓練のご褒美として与えるくらいにしておきましょう。