肺水腫(はいすいしゅ)

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肺の中に水が溜まってむくみが生じ、呼吸が苦しくなる病気です。心臓病があると起こりやすいので、心臓に持病のある犬は注意が必要です。

20150131咳き込む犬3

原因

肺水腫とは、肺の末端にある肺胞や細気管支に水が溜まってむくんだ状態を言います。ここは、吸い込んだ酸素とたまった二酸化炭素のガス交換を行うところであり、水が溜まることでガス交換ができなくなり、呼吸が苦しくなります。

肺に水が溜まる原因には、さまざまなものがあります。

気管支炎や、肺の周辺に炎症が起こっていたり、心臓病によって血液の循環が悪くなり肺にうっ血が起こったり、刺激性のガスや薬物の吸引によって起こります。

 

症状

症状が軽いうちは、運動した後や興奮した時に咳が出る程度です。しかし、症状が進んでくると、呼吸するたびにゼーゼーと音がしたり、呼吸が浅く速いものになってきます。

咳も激しくなってきて、ひと晩中せき込んだり、呼吸困難で口を開けてヨダレを垂らしながら呼吸するようになったりもします。

呼吸困難でチアノーゼ(酸素不足で歯茎や口の粘膜が紫色に変色した状態)が現れた場合は緊急を要しますので、すぐに動物病院に運んでください。

 

治療

重症の場合は入院させなければなりません。肺に溜まった水を抜くために、利尿薬などを使って治療します。

呼吸困難に対しては、酸素吸入を行います。心臓病などが原因となっている場合は、強心薬などを使って、治療を同時進行で行っていきます。

刺激性ガスや薬物による急性の肺水腫では、呼吸困難から死に至るケースもありますので、一刻も早く動物病院での処置を行う必要があります。

 

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