肝性脳症(かんせいのうしょう)

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肝臓に栄養を送り込んでいる門脈という血管の異状から起こる病気です。脳に毒素が入り込むことで、さまざまな症状が現れます。

 20150202肝性脳症

原因

肝臓は、門脈(小腸につながった動脈)から送られてくる血液を解毒したり、必要な栄養を蓄えたりしています。ところが、先天的な異状で、門脈と静脈がつながっていることがあります。

このような異常があると、解毒していない血液が体内を巡ること見になってしまいます。その結果、アンモニアなどの有毒な物質が、血液といっしょに脳に送り込まれます。そのため、体のいろいろな部位に障害が現れます。

 

症状

発育不全や体重の減少、食用不振や嘔吐のほかに、腹水が溜まったり、水をたくさん飲んで多量のおしっこをする場合もあります(多飲多尿)。

さらに、脳がおかされるため、麻痺が起こったり、痙攣や発作が起きたりもします。失明したり、昏睡状態に陥ったりすることもあります。

 

治療

手術によって、血管を正常な状態につなぐことが必要です。肝臓が萎縮していることが多く、回復のために薬物治療や食事療法も行います。

肝炎や肝硬変と同様、肝臓の機能を回復させる強肝剤やビタミン剤も投与します。治療中の食餌は療法食が中心になります。栄養価が高く高タンパクのもの、またビタミン類の豊富なものを与えます。回復したあとも、脂肪や塩分を控え、高タンパクで栄養価の高い食餌をしばらくは続けます。

発育不全や栄養不良で痩せていた犬も、回復するに従って体重は増加していきます。

 

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