糖尿病(とうにょうびょう)

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血液中のブドウ糖をうまく利用できなくなる病気です。肥満したメスの小型犬に多く見られます。

 20150207太った犬

原因

食餌から体に吸収されたブドウ糖は、血液によって全身に運ばれ、脳や筋肉を働かせるためのエネルギーになります。

ブドウ糖を体内で利用するためには、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが必要になります。食餌を取ることで血液中に増えたブドウ糖は、インスリンの働きにより、細胞で利用されたり、肝臓に貯蔵されたりします。

ところが、糖尿病になるとインスリンの分泌が低下したり、働きが悪くなります。その結果、ブドウ糖をうまく利用したり貯蔵出来ないために、血液中のブドウ糖の濃度が高いままになってしまいます。そして、過剰になったブドウ糖がおしっこに混じって出るようになります。これが糖尿病です。

インスリンの分泌や働きの悪くなる原因として、遺伝的要因、食べ過ぎや運動不足による肥満、ストレス、ウィルス感染などが関係していると考えられています。

 

症状

糖尿病の初期には次のような症状が見られます。

 

  • 尿の量が以上に多くなる
  • 尿量が増えることで喉が渇き、水をがぶ飲みする
  • 食欲が旺盛でよく食べる割には体重が減ってくる

 

これらの初期症状に気づいて早めに治療を開始すると、糖尿病の弊害を抑えることが可能です。

しかし、気づかずに放置すると徐々に進行して、食欲不振におちいり元気がなくなります。この頃になると、見た目にもはっきりわかるほどやせてきます。

末期には、嘔吐、呼吸困難が見られ、昏睡におちいって死に至ることもあります。

ほかにも、糖尿病では血液中の過剰なブドウ糖によって、細い血管や神経がおかされ、腎不全や白内障などの合併症が起こります。糖尿病の恐ろしさは、症状のないまま進行し、突然にこうした合併症を引き起こすところにあります。

 

治療

比較的軽い糖尿病は、食餌療法や運動によって血糖値をコントロールします。食餌はカロリー計算をして、炭水化物や脂肪を抑えた食餌に切り替えます。また、肥満している場合は、減量もさせなければなりません。

血糖値が高いときや、食事療法や運動でコントロールできないときは、インスリンを補う注射が必要になります。インスリン注射をしても食餌療法や運動は欠かさず続けなければなりません。

糖尿病は予防が大事です。日頃から食べさせすぎや運動不足に気をつけ、適正な体重を維持するようにコントロールしましょう。

また、ホルモンの関係で、避妊手術をしていないメスはかかりやすくなります。出産を望まなければ、避妊手術を行うことも、糖尿病予防のひとつの方法になります。

 

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