犬は様々な原因で下痢をします。多くの場合は食べ物が原因です。特に子犬の場合は食べすぎが原因の下痢をよくするものです。
また、成犬の場合でも、腐ったものを食べてしまって起こる下痢もありがちです。夏場の食事には十分に気を付け、食べ残したものなどは、そのままにせずにすぐに下げるようにしましょう。
下痢の原因
①食べ物
単なる食べ過ぎや腐ったものを食べた時に下痢をします。下痢の原因として最も多いものです。
②寄生虫
下痢の原因となる寄生虫による病気としては、回虫症、瓜実条虫症、鞭虫症、糞線虫症、鉤虫症、マンソン裂頭条虫症、ジアルジア症などがあります。
③ウィルス・細菌への感染
犬パルボウイルス感染症、犬ジステンパーウイルス感染症、コロナウイルス感染症などのウイルス感染症。大腸菌・サルモネラ菌などの細菌感染が考えられます。
④腸炎、膵炎、腫瘍など
好酸球性腸炎、膵炎、胃や腸の腫瘍、悪性リンパ腫(消化器型)などがあります。
⑤ストレス
引越しなどで急激に環境が変わった場合など、ストレスによる神経性の下痢を起こす場合もあります。
便を観察し、水様性が激しかったり粘液状の便、真っ黒い色の便などは深刻な病気にかかっている場合もあるので、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
ここでもキーワードは「愛を持って、落ち着いて対処」です。