甲状腺機能亢進症とは、甲状腺の機能が活性化され、ホルモンが異常に多く分泌される病気です。また、低下症の場合は、これとは逆に甲状腺の機能が低下し、ホルモンの分泌が減少する病気です。
原因
甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンの過剰な分泌によって起こります。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される原因として、甲状腺の腫瘍、遺伝、他のホルモンの分泌異常、ストレスなどがあります。
甲状腺機能低下症
王城戦の萎縮や破壊によって、甲状腺ホルモンの分泌が低下することで起こります。甲状腺が破壊される原因としては、自分の体を攻撃する「自己免疫」が関係していると考えられています。ほかにも、主要が原因となるケースがあります。
症状
甲状腺機能亢進症
落ち着きがなくなって興奮しやすくなります。血圧が高くなったり、脈拍や呼吸も速くなります。
食欲旺盛になってよく食べる割にはやせてきます。のどが渇くため水を大量に飲み、尿の量も増えます。脱毛も起こりますが、かゆみは生じません。
また、犬によっては眼球が飛び出してくる場合もあります。
甲状腺機能低下症
寒さに敏感になって、すぐに震えたり、屋外犬の場合は家の中に入りたがります。
治療
甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンの過剰な分泌を抑えるため、抗甲状腺薬を投与したり、手術を行なって甲状腺の一部を切除することもあります。
甲状腺機能低下症
不足した甲状腺ホルモンを補うために、甲状腺ホルモン薬を投与します。原因となてる病気がある場合は、その病気の治療を行います。