大昔から、犬は人間の生活を支えるパートナーでした。
もちろん現在でも盲導犬や介助犬のように生活を支えるパートナーとして活躍する犬、狩猟や牧羊、さらに人命救助で活躍する犬もいますが、こういった犬が肥満になった、という話はあまり聞きません。
肥満になってしまう犬はペットとして飼われている犬です。
人間と同じように食べる量が多くて運動が少なければ、当然、肥満の体型になってしまいます。人間でも自制が効かない人はどうしても肥満になりますが、犬は与えられた食餌はすべて食べようとします。犬としては当然の行為です。
犬には「ダイエット」という概念はない
人間が肥満になると、さまざまな病気になるリスクが高まります。
これは犬も同じこと。
ただし人間は自分で異常に気がつけばダイエットを行うこともできるし、体調の異常に気がつけば病院に行って診断、治療も行えます。
しかし、犬にはダイエットという発想はありませんし、体調異常に関しても飼い主にサインを送ることはできても犬自身が病院に行くことはできません。
犬が肥満になるのは、基本的には飼い主に責任があります。
小さい頃から適正な食事を与え、十分な運動量をこなすことで肥満は解消されますが、面倒を見る時間が少なく、犬のストレスを発散させるために食事でごまかすような飼い方では犬も肥満になること必至です。
少しでも長く、愛犬と楽しく暮らすために、愛犬の肥満防止につとめましょう。