気管虚脱(きかんきょだつ)

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気管虚脱にかかると、期間が潰れて激しい咳や呼吸困難などが起こります。肥満の小型犬や短頭種の犬に多く見られます。

20150130太ったブルドッグ 

原因

器官は本来筒状で、中をスムーズに空気が通る形状になっています。しかし、気管虚脱になると、筒状であるべき期間が潰れて扁平になるため、呼吸を阻害して咳が出たり呼吸困難で苦しくなるなどの症状があらわれます。気管虚脱は、先天的な要素の強い病気ですが、高齢で肥満している犬にも起こりやすい病気です。

 

症状

気管虚脱になると、頻繁に咳が出て呼吸が苦しく、次第に運動を嫌がるようになります。他にも以下のような症状が目立ってくるので比較的気がつきやすいものです。

  • 運動後や、興奮したとき、物を食べたり水を飲んだ後など、乾いた苦しそうな咳をする。
  • 10分以上続く咳の発作がある
  • 席の発作が起きている最中に、うろついてみたり、逆に座り込んだりする。

症状が進むと発作が長くなり、呼吸困難もより激しいものになってきます。さらに悪化すると、目を大きく見開いて、あえぐような呼吸をします。酸素不足からチアノーゼ(舌、歯茎が紫色になる)が起こり、失神に至ることもあります。このような時は緊急を要しますので、すぐに動物病院に運ばなければなりません。

気温の高い時に咳の発作が起こりやすく、初夏から真夏にかけての気温の高い日には注意が必要です。さらに注意が必要なのは、発作時に発熱することです。犬は呼吸することで体温の調節をしますので、呼吸困難が起きると体温調節がうまくできずに体内に熱がこもってしまうのです。このため、熱中症と同じ状態になって、最悪の場合は死に至ることもあり大変危険です。このように、発作時に体温が上昇する場合も、すぐに動物病院で診察を受けてください。

 

治療

失神やチアノーゼまでには至らない軽症の段階であれば、薬物治療と生活上の注意(●体重のコントロール ●暑さに注意する ●興奮させない ●首を圧迫する首輪をやめてハーネスにする など)で症状を緩和します。

薬物治療では、気管支を広げる気管支拡張薬、抗炎症薬、鎮静剤、強心薬、抗生物質などを用います。チアノーゼや激しい呼吸困難などが起こる場合は利尿薬も使います。

気管虚脱は完治が難しい病気です。根気よく治療にあたり、肥満対策など、日頃の生活にも気を配り、注意深く愛情を持って見守っていくことが必要です。

 

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