気管支炎(きかんしえん)

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気管支の炎症がもとで、乾いた咳が続きます。原因にはさまざまなものがあります。

 20150131咳き込む犬1

原因

原因は、感染性と非感染性の二つに分けられます。

 

感染性の気管支炎

気管支炎の原因として最も多いのは、細菌や真菌、ウィルスなどの感染によるもので、主なものは次のとおりです。

 

  • 細菌、気管支敗血症菌
  • 真菌(カビ)、マイコプラズマ類
  • ウィルス、ジステンバーウィルス、パラインフルエンザウィルス、アデノウィルスⅠ型、アデノウィルスⅡ型など

 

非感染性の気管支炎

非感染性の気管支炎の原因は多岐にわたります。なかでも以下に挙げるものが比較的多い原因です。

 

  • 物理的刺激

ほこり、植物の種子など異物の吸引、あるいは腫瘍などができることで気管支が圧迫されて起こるものなど

  • 科学的刺激

アレルギーの原因物質や、ガス、煙などの吸引、薬物によるしげきなど。

  • 寄生虫

さまざまな寄生虫の幼虫や、イヌ肺虫などによるもの。

 

他にも、気温や環境の変化、慢性の心臓疾患などが原因で引き起こされる場合もあります。感染や刺激によって気管支に炎症が起こります。炎症によって粘膜から分泌される分泌液や、はがれた細胞が気管支にたまり、これらを排出しようとして咳が出るのです。

 

症状

症状のタイプは、急性気管支炎と慢性気管支炎の二つに分けられます。

 

急性気管支炎

単発的に起きるもので、発作的に乾いた咳が出るのが特徴です。運動したときや食餌の時、首輪を引っ張って喉を圧迫したときなどに咳が出ます。

鼻水が出たり、咳き込んでの嘔吐などの症状も見られる場合もありますが、食欲もあって比較的元気があるのが特徴です。しかし、炎症が肺にまで達すると、熱が出たり痰(たん)からんだ咳が出るようになります。

 

慢性気管支炎

痰が絡んだ咳をします。また、発作的な空せきが出ることもあります。

進行すると元気がなくなり食欲も落ちてきます。呼吸困難には注意が必要です。肺炎になる可能性もあります。

 

治療

非感染性の場合は、原因となっている刺激物質を取り除くことが必要です。動物病院で検査を行い、適切な処置をしてもらいます。

感染性の場合は、おもに抗生物質を使っての治療になります。

これらのことを行ったうえで、対処療法として、咳止めや気管支の炎症を鎮める薬を用いていきます。吸入薬で気管支を広げて空気を通りやすくすることもあります。

咳が続くときは散歩や運動は控えて安静を保つようにします。急性気管支炎の場合は、咳が治まったら運動を適度にさせ、バランスの良い食事を与えて抵抗力をつけるようにします。

急性であれば、おおむね3~5日程度で回復します。ただし、再発を繰り返すと慢性化する恐れがありますので注意が必要です。慢性になってしまうと、治療を生涯続けなければならなくなるケースもあります。

 

気管支炎の予防のポイント

肥満した犬は気管支炎にかかりやすいので、体重の管理をしっかりと行う。

冬場、いきなり冷たい外気を吸い込まないよう、外出の際は気をつける。

気温や湿度が急激に変化するときは外出を控え安静にする

乾燥した季節は、加湿器などを使い、空気の乾燥に注意する。

室内の掃除はまめに行い、カビやほこりを取り除く。

犬がいるところでタバコは吸わない。

ここでもやっぱり、ポイントは「愛」なんですね。

 

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