条虫症(じょうちゅうしょう)

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瓜実(うりざね)条虫とも呼ばれるイヌ条虫は、瓜の種が並んだような形をしています。

条虫症は、ノミが中間宿主となって感染する病気です。そのため治療には、条虫を駆除するだけでなく、ノミの退治も必要になります。

 20140913

原因

イヌ条虫という寄生虫が原因で起こる病気です。

イヌ条虫が直接犬に感染するのではなく、ノミが媒介することでイヌ条虫に感染します。感染は次のようなステップを踏んで起こります。

①イヌ条虫の虫卵を飲みが食べ、ノミの体内でイヌ条虫が感染子虫になります。

②体に付いているノミを、犬が飲み込んでしまうことで感染します。

③犬の体内に入ったイヌ条虫の感染子虫は小腸に寄生して成虫になります。感染はここからさらに連鎖していきます。

④小腸に寄生した条虫が産んだ虫卵は、一度に10個以上の卵が入った片節という形で便とともに体外に排出されます。

⑤排泄された片節は犬の肛門付近に付着します。

⑥変節はやがて乾燥して破れ、卵を周囲に撒き散らします。

⑦この卵をノミが食べ、ノミの体内で感染子虫になります。

⑧このノミが再び犬の体内に入ります。

このステップで感染を繰り返し、次第に寄生虫の数が多くなって犬の健康を害していきます。

 20140913糞の始末

症状

条虫の数が多い場合は、食欲不振、下痢あるいは軟便が続きます。さらに、毛艶が悪くなる、栄養不良で痩せるなどの症状が現れます。しかし、ほとんどの場合で目立った症状は現れません。

分かりやすいのは、お尻をきれいに舐めたり、地面に擦りつけるような行動を取ることです。こんな時は、便と一緒に排出された片節が肛門の周囲を刺激し、かゆかったり違和感があったりしているのです。

この時、肛門の周辺を観察すると、白ごまに似た、乾燥した片節が付いていることがあります。また、便の表面に片節がつくこともあります。

 

治療・予防

獣医師に処方された駆虫薬を使って、条虫を完全に駆除するまで治療を続けます。

治療では、症状に応じてビタミン剤や栄養剤を使ったり、整腸剤を使ったりします。

条虫の予防法は、何よりもまずノミの退治です。ノミ取り首輪やシャンプーを使ってノミを寄せつけないようにします。また、犬舎や敷物などは定期的に掃除・洗濯し、殺虫剤も使って飲みの退治を徹底して行ってください。

 

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