愛犬が病気になったり怪我をしたりすれば、誰だってもちろん病院に連れて行くものです。しかし、日頃から愛犬の健康状態を把握して、防げる病気は未然に防ぎたいものです。そのためには、定期的に便や尿、血液の検査を受けましょう。
便の検査
◆持っていく方法
乾燥しないよう、すくい取ったウンチはアルミホイルにつつみ、さらにジップロックなどに入れるとよいでしょう。
◆何がわかる?
ウンチの中に虫卵があるかどうかで寄生虫の病気に感染しているかどうかがわかります。また、消化器官の炎症の有無がわかります。
尿の検査
◇持っていく方法
犬がおしっこをしているところに、紙パックなどを差し出して尿を採取します。とった尿を、よく洗ったペットボトルなどに移し替えて持っていきます。
◇何がわかる?
腎臓、肝臓、胆道などの状態に異常がないかを調べることができます。また、糖尿病や心不全、結石の有無などもわかります。
血液の検査
◆採血は動物病院で行います。
◆血液の成分を分析して体調の変化がわかります。貧血になっていないか、炎症は起きていないかなど、健康状態や臓器の機能を調べられるので、さまざまな内臓疾患の早期発見につなげることができます。また、血液に潜む寄生虫、フィラリアなどを発見することができます。