副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)

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別名、クッシング症候群。副腎皮質ホルモンの慢性的な過剰分泌がもとで起こる病気で、4才以上の犬に多く見られます。

 20150208水を飲む犬

原因

副腎とは、腎臓の上部にある小さな臓器で、多種のホルモンを分泌する臓器です。この副腎から分泌されるホルモンが、おもに脳下垂体にできた主要が原因となって過剰になり、脱毛が起こります。脳下垂体に腫瘍ができると副腎が刺激され、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されます。副腎自体にできた腫瘍が原因になることも、まれにあります。

ほかにも、アレルギー疾患などの治療のためのステロイド剤(副腎皮質ホルモン薬)の投与によっても起こることがあります。

 

症状

水をがぶ飲みするようになります。その結果、必然的におしっこを頻繁にします。また、食欲も異常に旺盛になります。

体の左右対称に脱毛が起こります。被毛が乾燥してパサつき、毛艶がなくなって弾力もなくなります。皮膚の異常がないにも関わらず脱毛が起こった場合、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の疑いがあります。そのほか、筋萎縮が起こって動作が鈍くなります。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)になると、甲状腺の機能が低下します。また、糖尿病を併発することもあります。このどちらも副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)との見分けは困難です。

 

治療

ステロイド剤が原因の場合は、獣医師の指示に従って投与量を徐々に減らし、使用を中止します。

腫瘍が原因の場合は、腫瘍の切除手術を行います。

これ以外の場合は、副腎皮質の機能を低下させる薬を投与しますが、この薬は生涯使い続けることになります。

予防に有効な方法が特にないので、定期的な検査で早期に発見する以外に手はありません。中高年になるとかかりやすくなるので、4歳以上になったら定期的な健康診断を受けましょう。

 

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