犬の身体を清潔に保つために入浴を欠かすことはできません。体力や免疫力のない幼犬のうちから入浴をさせると風邪をひいたり、水やシャワーに恐怖心を持ったりしますので、生後3か月くらいから徐々に習慣づけるようにしていくといいでしょう。
屋外で飼う場合と室内で飼う場合では犬の身体の汚れ方が違います。入浴させるタイミングは、見た目に汚れがわかるようになったときや臭いがするようになったときです。目安としては月に1~2回です。
ただし、いつも清潔にしておきたいからと言って入浴のさせ過ぎも良くありません。被毛や皮膚を守るために、犬の皮膚からは常に皮脂(脂分)が分泌されています。この皮脂がないと被毛も皮膚も乾燥してしまい健康を損なうことになってしまいます。
入浴のために準備するもの
〇犬用シャンプー、リンス、タオル、ブラシ、くし、ドライヤー、マット、たらい、お湯。
入浴の手順
①ブラッシング
入浴前には必ずブラッシングして抜け毛などを取り除いておきます。
②シャンプーの前にお湯を十分にかけて下洗いをしておきます。
③シャンプーをする
身体を濡らして薄めたシャンプーを首と背中にかけます。首、肩、背中、お尻、尾の順に洗い、ついで胸、わき腹、腹、足の順に洗うとシャンプーを無駄にせず効率よく洗えます。
④すすぎ
すすぎは丁寧にしましょう。ボウルやシャワーでお湯をかけ、シャンプーを残らず洗い流すようにします。シャンプー液が残ってしまうと皮膚炎などの原因になります。特に、シャンプーの液は足先に残りやすいので、指の間や足の裏をしっかりと洗い流しましょう。また、すすぎでは耳にお湯が入らないように指で押さえるなどしてシャンプーを使うようにしてください。
子犬にシャワーを使う時は、水量にも注意を払いましょう。強い水量でシャワーを使うとシャワーに恐怖心を抱き入浴嫌いになることがあります。
⑤リンスをして軽くすすぎます。
⑥水気をしっかりと取る
乾いたバスタオルでしっかりと水気を取ってください。特に耳の後ろと首筋の水気は入念に取るようにします。
⑦ドライヤー
ブラッシングしながらドライヤーを使って手早く乾かします。この時、ドライヤーの温風が正面から顔に吹き付けないように注意してください。
⑧仕上げ
くしでコーミングして被毛を整え、綿棒を使って耳に入った水分を取ったらおしまいです。
お疲れさまでした ☝( ◠‿◠ )☝