上皮小体機能亢進症・低下症(じょうひしょうたいきのうこうしんしょう・ていかしょう)

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上皮小体機能亢進症とは、甲状腺の表面と内部にある上皮小体(副甲状腺)の機能が亢進して、カルシウムの代謝異常が起こる病気です。逆に上皮小体の機能が低下してホルモンの分泌が減少するのが低下症です。低下症でもカルシウムの代謝異常が起こります。

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原因

上皮小体機能亢進症

血液中のカルシウムの濃度は、上皮小体(副甲状腺)から分泌されるホルモンによってコントロールされています。

上皮小体機能亢進症は、食餌でのカルシウムの摂取が少なかったり、日光に当たることが少なく、血液中のカルシウム濃度が少ない時に起こります。不足したカルシウムを補うためにホルモンがたくさん分泌され、その結果、機能亢進が起こります。

また、腎臓に疾患があったり、悪性の腫瘍があるときにも起こることがあります。

 

上皮小体機能低下症

上皮小体が何らかの理由で傷ついたり、細菌に感染したり、腫瘍などがあると引き起こされます。上皮小体ホルモンの分泌が低下して、血液中のカルシウム濃度が低くなります。

 

症状

上皮小体機能亢進症

亢進症では、大量の水を飲んで尿の量も増えますが、ほかにはこれといった特徴的な症状は現れません。

 

上皮小体機能低下症

血液中のカルシウム濃度が低下することで、神経筋が興奮して落ち着きがなくなります。神経質になったり、イライラする様子も見られます。

カルシウム不足によって、運動失調や筋肉の衰え、身震い、全身性テタニー(筋肉が収縮したりけいれんを起こしたりする)などが見られます。また、骨がもろくなるので、骨折にも注意が必要です。

 

治療

上皮小体機能亢進症

食事療法が治療の中心になります。栄養バランスのとれた食餌を与え、安静を保ちます。骨が弱くなっているので、激しい運動をさせてはいけません。回復には2~3ヶ月かかります。

 

上皮小体機能低下症

不足したカルシウムを補うため、カルシウム剤やカルシウムの吸収を促すビタミンDうを用います。

 

 

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