ツメダニ(イヌツメダニ)の寄生によって発症する皮膚の病気です。フケ、かゆみ、背中の脱毛が特徴です。別名ケイレテイラ皮膚炎。
原因
長いツメを持つツメダニ(イヌツメダニ)が犬の皮下に寄生して、皮膚炎を引き起こします。ツメダニの体調は、0.5ミリほどで、非常に小さく、肉眼で見つけることはとても困難です。
症状
ツメダニ(イエツメダニ)が寄生すると、患部にはかさぶたのようにフケが厚く重なります。そのフケの下に小さなツメダニが大量に隠れています。被毛の先の部分にツメダニが付着することもあり、犬は激しくかゆがります。また、背中に沿って毛が抜けることもあります。
予防
既に感染している犬との接触を避けましょう。
ツメダニが寄生するのは犬だけではありません。犬をなでたり抱っこした際に人間にもうつります。
愛犬が皮膚病にかかったら、なでたり抱っこすることは避けましょう。可愛そうですが、皮膚病が完治するまで極力接触しないようにします。
家族の中に、赤い発疹や激しいかゆみの症状が出たら、すぐに皮膚科で診察を受けましょう。