ブラッシングをしたあと、金ぐしで被毛をすいて毛並みを整えるのがコーミングです。この時、ブラッシングで処理しきれなかった毛玉やもつれ毛を十分に取り除きます。コーミングをすることで新たな抜け毛や枯毛がさらに取れますので、換毛期などは特に注意して荒目グシだけでなく細めのクシも併せて使うと効果的です。
コーミングの仕方
①粗めの金ぐしですいた後、目の細かいくしですきます。
順番としては、
後ろ脚→前脚→背中→首→腹→尾
すべての部分で、粗めのくしですいたら細めのくしというように丁寧にすいていきましょう
②特に長毛種の場合、根元から一気にすこうとせず、毛先に近い部分から3段階程度に分けて少しずつ優しくすいていきましょう。
多くの犬は、手入れの間中おとなしくじっとしていることが苦手です。ブラッシングやコーミングを鳴らすためには、
〇ブラッシングやコーミングをする前には、たくさん遊んでやる。
〇手入れをしている間、よく声を掛けてやる
などで、手入れの時間が好きになるような工夫も大切です。
また、もつれ毛などでくしが引っかかったとき、無理やりすこうとすると犬が痛がり、結果としてくしやブラシが嫌いになってしまします。お手入れの嫌いな犬の大半は、この経験があります。
くしやブラシの扱いには十分に気を付けて、優しく丁寧に手入れしてやることを心掛けましょう。