ひとり暮らし世帯の増加傾向と比例するように、ひとり暮らしをしながら犬を飼う人が増えています。特にお年寄りや若い女性の間で拡がりつつあるようです。
ひとり暮らしで犬を飼うことに、どんなメリットがあるでしょうか?
・誰もいない部屋に帰った時に出迎えてくれる相棒として。
・仕事や生活のグチを聞いてくれるパートナーとして。
・恋の悩みを聞いてくれる友人として。
・ひとりの夜に守ってくれる用心棒として。
・そこにいるだけで和まされる愛くるしい我が子として。
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このように、犬が好きならば、ひとり暮らしで犬を飼うことにはいいことがたくさんあります。
でも、だからこそ気を付けなければならない躾けがあります。
あなたと愛犬の、楽しく快適な暮らしを守るために。
留守番をさせる
ひとり暮らしで犬を飼うとなると、どうしても長い時間させがちなのが「留守番」です。
上手にしつけておかないと、電話が鳴るたびに吠えたり、パトカーや救急車のサイレンで吠えたりして、マンションなどの集合住宅での騒音トラブルの原因になることもあります。
飼い主の不在の間、まずは静かに待つことを教えましょう。
ポイントは二つ
①ハウスに入ることを躾け、入ったら静かに休むことを教えましょう。あなたが休みの日も放しっぱなしにせず、決まった時間が来たらハウスに入ることを教えましょう。
②人がいなくても出来る場所にトイレを設置し、そこで排泄ができるようしつけましょう。
ひとり暮しで犬を飼う最低条件とは?
ひとり暮しで犬を飼いたい。そうは言っても飼うために満たさなければならない絶対的な条件がいくつかあります。飼い始めたあとに後悔することがないように是非ご確認ください。
①出勤前と帰宅後の1日二回の散歩を欠かさずに行えるか?
②部屋の温度を1日を通して一定に保つことが可能か?
③最低でも週1日以上は確実に休みを取り犬と過ごせるか?
④小型犬が健康な状態で15年生きたとして掛かる経費約300万円を準備できるか?
最低でもこれら4つの条件を満たすことができなければ、一人暮らしの方が実際に犬を飼ったとしても後悔することになる可能性が非常に高く、現実的には断念された方がいいでしょう。
それが犬のためであり、あなたのためであるからです。